日本で中華系マレーシア人と国際結婚手続き②入籍編|必要書類や婚姻届の書き方について

こんにちは。

この記事では、中華系マレーシア人の彼と、日本で入籍するまでに行った手続きの流れをまとめています。

前回は入籍前の事前準備、婚姻要件具備証明書の取得についてお話ししました。

前回の記事はこちら
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今回はいよいよ入籍の手続きに入っていきます。入籍時に市役所へ提出する必要書類や、国際結婚の婚姻届の書き方について、私たちの場合はどうだったかというのを記録しています。

目次

私たちについて

前回も紹介しましたが改めて、入籍時の私たちについて。

夫:中華系マレーシア人、マレーシア在住
妻:日本人、日本在住
入籍地:日本
交際:4年
年齢:20代

私たちは海外で出会って交際を始め、夫はマレーシアに、私は日本に帰り、一時的に遠距離恋愛をしていました。結婚と同時に夫をマレーシアから呼び寄せ、結婚後は日本に居住しています。

夫は日本での長期ビザを持っていなかったので短期滞在ビザで日本に入国をし、結婚手続きを済ませました。その後日本にいながら短期滞在ビザから配偶者ビザの変更申請を行い、配偶者ビザを取得しました。

国際結婚の手続き|役所への提出書類

さっそく、入籍の手続きに入っていきます。まず婚姻届出の際に提出が必要な書類についてですが、場所や相手の国籍により異なるようなので、国際結婚を考えている方は、届出をする予定の役所に事前に必要書類を確認しておくことをおすすめします。

ここでは私たちが婚姻届出をした市役所の場合を紹介します。

婚姻届出に必要な書類
  • 婚姻届
  • 日本人の戸籍謄本(本籍が届出する役所にある場合は不要)
  • 相手方のパスポート(原本確認)
  • 相手方の婚姻要件具備証明書(在日マレーシア大使館発行)
  • 相手方の出生証明書※
  • ③~⑤の日本語訳文(訳文に翻訳者の氏名と住所を明記)

※⑤はマレーシア本国で発行されたものを提出する場合は在日マレーシア大使館の認証が必要

提出する書類は主にこの6つです。

提出書類①婚姻届

婚姻届の書き方に関してはいくつか分からない部分があったので事前に役所に問い合わせをして確認してから提出しました。全ての項目ではなく、日本人同士と異なる部分のみの説明となります。

氏名の書き方:

婚姻届に記入する外国人側の氏名の書き方についてですが、市役所に問い合わせたところ、現地の発音から自身でカタカナでの表記を決めて下さいと言われたため、カタカナで記入をしました。

国籍が中国などで中国語の名前がある場合はそのまま漢字表記でフリガナをつければ良いようですが、マレーシアでは中国語が国の第一言語ではないので、中華系で漢字の名前があるとはいえ、カタカナでの表記のみになるということでした。ビザ取得後、通称として漢字の名前を登録することは可能です。

住所の書き方:

外国人側の住所の書き方は国籍のみ。私たちの場合、彼の住所欄には「マレーシア」と書きました。

世帯主:

世帯主には私の名前を記入しました。

本籍の書き方:

彼の方には住所と同じく「マレーシア」と記入しました。

外国人側の筆頭者は記入しなくてもOKでした。

父母の氏名の書き方:

父母の氏名も現地の発音からカタカナで表記します。

「苗字,名前」と苗字と名前の間に『,』を入れます。日本人側は普通に苗字 名前で大丈夫です。

続柄:長男の場合には「長」男、次女の場合は「ニ」女と数字を記入します。次女と記入しないよう要注意です。

婚姻後の夫婦の氏・新しい本籍の書き方:

国際結婚の場合基本的には夫婦別姓となるのでチェックは入れなくて良いとのことでした。新本籍には日本人側の本籍地か、新しく本籍をおきたい場所を記入すればokです。戸籍が新たにつくられるため本籍地をその場所において良いかの確認もしておくと安心です。

同居を始めた日の書き方:

私たちの場合、彼が短期滞在ビザで入国している間での入籍だったので空欄で大丈夫ということでした。

届出人署名押印の書き方:

押印は任意。外国人側のサインはマレーシアのパスポートに書いてあるサインと同じものでOKと言われました。サインに関しても提出先の役所に確認をしておくと良いかと思います。

提出書類②日本人の戸籍謄本

私たちの場合、本籍を置いていない市役所での届出だったので、私の戸籍謄本を用意しました。

マイナンバーカードがあるとコンビニでも取得できるので、実際に本籍地に行く必要も郵送する必要もなく便利です。

ただ、私は引っ越しをしたばかりで、これまで本籍地の書類をコンビニで取ったことがなかったので利用登録申請をする必要がありました。申請に数日かかるので、入籍したい日にちが決まっている場合は余裕を持って申請、取得を心がけた方が安心です。

提出書類③相手方のパスポート

こちらは原本を実際に確認する必要があるとのことでした。在留カードを持っていない場合、入国日等も見られるのでプロフィールの部分と入国ステッカー(ビザ)の部分をコピーしておきました。

提出書類④相手方の婚姻要件具備証明書

こちらは在日マレーシア大使館にて手続きが必要です。

婚姻要件具備証明書の取得については前回の記事にまとめているのでそちらをご覧ください。

婚姻要件具備証明書の取得手続きについての記事
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提出書類⑤相手方の出生証明書

マレーシアで発行された出生証明は、在日マレーシア大使館にて認証を取得する必要があるとのことだったので、婚姻要件具備証明書の申請で在日マレーシア大使館に行った際に、ついでに出生証明書のコピーも提出し、公印の入ったものを婚姻要件具備証明書を取りに行く際に同時にいただきました。

提出書類⑥③~⑤の日本語訳文

パスポートと婚姻要件具備証明書と出生証明書の日本語訳文を作成し提出します。こちらは特に翻訳の資格があるなしは問われないので自分の翻訳で大丈夫です。

市役所から翻訳者の氏名と住所を記載するよう指示があったのでそのようにしました。

婚姻要件具備証明書は大使館の方から日本語訳をいただけましたが翻訳者の氏名と住所は書かれていないものだったのでその旨を説明すると特に問題はありませんでした。

出生証明書の翻訳はパスポートより内容が多いので、提出が必要な場合は余裕を持って早めに翻訳を作っておくことをおすすめします。

必要書類に関しては以上になります。

国際結婚の手続き|役所へ婚姻届出

提出書類が揃ったら役所へいざ提出。

当日不備があるか心配な方は事前に役所で書類を確認してもらい、再度入籍をしたい日に届け出ると良いと思います。

私たちは婚姻届の書き方についていくつかわからないところがあったので、提出の数日前に聞きに行き、提出する日を伝えると事前に他のスタッフの方にも話を通しておいてくれました。

当日、全ての書類を持って市役所へ。受理までに1週間ほどかかるという情報もネットで見ましたが、私たちの場合は感謝なことに当日に受理していただけました。お時間いただきますと言われたので1,2時間かかることも覚悟していましたが30分ほどで受理されました。

受理が数日後になっても不備なく受理された場合は入籍日は届出をした日で登録をされるようです。

住民票は必要であれば当日にもらうことができますが、新しい戸籍謄本は数週間(2,3週間)かかるとのことでした。特に、届出した市区町村に本籍をおいていない場合は、より時間がかかる可能性が高いのかなと思います。事前に本籍地を置く役所に本籍地を置けるかどうかの確認と、新しい戸籍謄本を早く受け取りたい場合はその旨を連絡しておくと安心かもしれません。

おわりに

無事婚姻届が受理されたら、日本側での結婚は成立◎

次回はその後の相手国側(マレーシア大使館)への報告的届出についてお話ししていきます。

配偶者ビザ取得への道のりは長いですが一歩ずつ着実に👣

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